2011年3月2日水曜日

la lune

昔、インドに、うさぎときつねとさるがいた。

3匹はいつも仲良く暮らしていたが、いつも話し合っていたことは
「私たちは前世の行いが悪かった為、今は動物の姿になっているのだ。
せめて何かの役に立とうではないか」ということだった。

それを帝釈天がお聞きになって、
「なかなか感心な動物たちだ、せっかくだから 良いことをさせてやろう」と考え、
一人のよぼよぼの老人にやつして 3匹の前に姿を現した。
彼らは大はりきりで、老人のお世話をして 善行が出来ると喜んだ。

さっそく、さるは木に登って木の実や果物を集めて持ってくる。
きつねは野山を走り回り、野菜や魚介の類を採ってくる。
ところがうさぎは、これといって特技もないので、何も持ってこれない。
思い余ってうさぎは、老人の目の前で焚火をたいてもらい
「私は何も持ってくることが出来ないので、せめて私の身を焼いて
私の肉を召し上がってください」そういって
火の中に飛び込んで黒こげになってしまった。

これを見た老人は、たちまち帝釈天の姿に戻って
3匹の動物たちにむかっておっしゃった。
「お前たち3匹は、とても感心なものたちだ。 きっとこの次に生まれ
変わってきた時には、 立派な人間として生まれてこれるようにしてやろう。
特にうさぎの心がけは立派なものだ。お前の黒こげの姿は
永久に月の中においてやることにしよう」

こうして月の表面には、黒く焦げたうさぎの姿が残されることになったとさ。

story of INDIA
今月のフルムーンは20日です。

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